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ほとんど生存確認
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これが世に言う新人いびりというやつか・・。

という目にあっている、ということに人に言われて気がついた私。
思い返すとあれやこれや色々なことがあった。
・・知らなかったときはなんとも思わなかったが、もう知ってしまった。

東雲は七月の終わりにコンビニでバイトを始めた。
オーナーも店長もバイト仲間たちも素晴らしくいい人だ。
その中に1人だけちょっと毛色の違う人がいる。
◎野三という初老のご婦人なのだが、この人はたいそう嫌味っぽい。
しかも同性にだけ(一部例外で店長(男)も嫌味の洗礼を受けている)
オーナーや本社の人にはニコニコしながら(客の前でもそんなに笑わない人なのに)話し掛けている。
どうにも媚を売っているようにしか見えなかった(この時点ではまだ知らなかった)
色んな人かいるな~、と思ったが流してしまった。

ある日、◎野さんが陰口を言うのを聞いた。
「▼泉さんて、ちっとも仕事しない。レジでボーっとしてるだけなんだから」
私は適当に相槌を打って聞き流していた。
「ああいう人がいると・・・」
お年を召した方にはありがちだが◎野さんの話は長い。
嫌味だ陰口なんて聞いてるだけで気力が萎えてしまうのに・・。

後日、▼泉さんとシフトが重なる日があり、私はこっそり彼女を観察することにした(何事も百聞は一見にしかず、である)
結果、◎野さんのいっていることは完全な間違いであった。
▼泉さんは私語もなく(◎野さんはカウンターの中にいても言いたいときに嫌味を言う)、質問すればたいそう丁寧に答えてくれる、素敵な微笑の人だった。
この時、私は◎野さんの言葉は話半分どころか今後一切信じないと決めた。

日々は流れ、仕事にもそれなりに慣れてきた。
私はおでんの用意をまかされた。
紙にちくわ三本、大根,糸こん一パック・・と書き付けていく。
教えてくれるのは一番仲良しの■沢さんだ。
一通り書き終えて、メモ片手に冷蔵庫向かおうとしていたとき、カウンター内に◎野さんが現れた。
出し汁しか入ってない鍋を覗き込んで、おでんの準備を始めようとする。
■沢さんが「それは東雲さんにやってもらうから」
といったが丸野さんは「東雲さんはレジをやってくれればいいから」と言ってさっさと冷蔵庫にいってしまった。
残された■沢さんはなぜか怒りだし、仕事が終わるまで怒りっぱなしだった。

帰りがけに怒りの理由を聞いてみた。
曰く、◎野さんの趣味(と言っていいのか?)は新人いびりであること。
新人に「あなたはレジだけしてればいい」といってレジ以外の仕事を取り上げておいて、陰であの新人は何も仕事をしない、レジでボーっとしてるだけ・・と吹聴する。
これまでに彼女のせいで何人も辞めたこと。
彼女はオーナーや本社の人に自分を良く見せるために、他者を陥れること・・
など・・

合点がいった。
手伝おうとすると「一人で出来るから」といつも追い払われたのには、そのような理由があったのだ。
怒りまくる■沢さんの隣で、私の心は凪いでいた。
オーナーも店長も職場の仲間たちも、◎野さんの実態を知っている、知っていることを◎野さんは気がついていない(としか思えないあの言動)、◎野さんの言葉は聞き流され、◎野さんは口を開くたび自らの株を下げていることになる。
あーあ、ざまぁみろだ・・と一瞬だけ思った後、気の毒な人だな・・と思い直した。
ちょうど前の晩に十二国記「」黄昏の岸、暁の天」を読んでいて、下巻の最後のほうの浩翰の話にすっかり感化されていたのである。

・・いつもな私なら、怒りに任せて、器物破損とか損壊とかしていたかもしれないが(仮にしたとしても、一人の時に、自分の物を、ですよ?)
浩翰のスタンドを背負っていたので、いい人っぽい結論に達してしまった。

自身の行為が自信への処遇を決める。
周囲が報いてくれるかどうかは、本人次第。

なんだよな。うん。
 







ひとつ◎野の所業で許せないものがあるのでここに書いておく。

昨日のことだ。
フライヤーの片付けをしていたときのこと。
「東雲さん」
「なんですか?」
↑◎野さんの実態を知っていても、仕事中は良い子の仮面を外さない私
「昨日、百円の束が四千円分くらいしかなかったから気をつけてね」
「・・・はぁ(なんですと!?)」
「持ってみたらなんか短い気がしたから量ってみたのよ」
といって小銭を50枚キッカリ量れる器具を指すのだ。

ちょっと待て、確かに昨日私は百円玉を束にした、束にするときにちゃんとその器具使いましたけど?
ちゃんと五千円分になってたはずなんですけど。
三回くらい確認したんですけど?
何言いがかりつけてんだよ、このババァ(浩翰がいないのでこういう心の声)

「私昨日、それ使って量りましたよ?」
器具を指しつつ言うと
「だけど間違ってたの、ねぇ店長?」
いつの間にか近くにいた店長に言うと、店長は曖昧な相槌を打った。

根回し済みかよ、このババァ!!

なんかもう、一気に面倒くさくなって適当に謝って、その場を離れた。



この件に関して私は間違ってはいない
(これまでに何度の小銭を束にしたが何の苦情も指摘もなかった、するまでもないことだからだ)

みんな小銭を量るときは同じ器具を使っているし、使い方なんて教わらなくても見りゃ分かる。
にもかかわらず、起こるはずもないミスである。

実際に少し短い束を店長に見せたというなら
◎野さんが悪意を持って細工したに違いないわけだ。


◎野よ、そこまでやるか?
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